医療は占いではない!

カテゴリー │医療について

しばらく前、乳房X線撮影(マンモグラフィ)における
X線被ばくが怖いから健康診断は受けない!
とフェイスブックで宣言している人たちがいた。


医療は占いではない!


健康診断とは、その検査をしたそのときに

あなたが病気であるのか、否かを

科学的根拠(血液データ、触診、問診、X線撮影、エコーなど)に基き判断しているにすぎない

それも検査を受けた項目についてのみ




医療は科学であり、占いではないのだ。




極端なことを言うならば

健康診断の次の日に病気が発病するかなど

判断していないし、できない。

未来予測など、現在の健康診断ではしていないということだ




では健康診断は受けなくていいのだろうか?




「予防に勝る医療はない!!」

そもそも健康診断の目的は、

自分の健康へ関心を持ってもらうことであり

それによって病気の早期発見・治療をすることなのだ




その確たるものが「乳がん健診」

乳がんの好発年齢は30代後半の女性なのだ

基本的にその年代の人たちは病院とは縁がない




だから20代のころから自分で触診して

病気の早期発見を促すために

乳がん健診の問診表には

「毎日自己触診してますか?」と書かれているし

待ち時間には、触診のやり方の解説のビデオが流れているし

待合椅子の周囲には

触診を啓発するポスターが至る所に張られている




西洋医学を否定する人たちに

健康診断を受けろとは言わないが




「自分の体が昨日と同じだろうか?」

「何か違和感はないだろうか?」と観察する時間を

生活の中で持ってもらいたいと思う




そして、もしできるなら女性は

自分の体が柔らかくて、暖かくて、気持ちいい

そんな風に自分の体に触れてもらいたい




乳がんを早期に発見するために

自分の乳房に触れる必要はない

ただ昨日と違わないかなぁ~と

自分のからだは今日も、

あたたかくて、やわらかくて、気持ちいいなぁ~って

毎日触れてほしい




女性には

その時間を確保できないほど

体を酷使して働くのはやめてもらいたいと願う






 
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
医療は占いではない!
    コメント(0)